〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
それから、いろいろ話した。
総夜は影の中から輝羅螺と陽を呼び、白夜組の皆は大丈夫か、今の所奴等は動きだしているかそうでないかを聞いていた。
皆は大丈夫だという事は分かったが、奴等は今の所動きはないようだ。
龍牙(可笑しい、奴等なら雑鬼や小鬼などを使い、俺達を襲っていたはず。・・・・なぜ?)
このように静かだと、かえって不安になる。
あの時も、このように静かだったから余計に不安になる。
すると、ふと視界が暗くなり
涼「凛、大丈夫だよ。もう一人じゃないよ。私や白夜組の皆がいる。・・・・だから、ね?」