The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
―フワッー

温もりを感じる。

「寂しくないわけないだろ。」

そう、悠斗が抱き締めてくれてた。

寂しいのはあたしだけじゃないんだ。よかった。
あたしは嬉しくなって悠斗の胸に顔をうめた。

「あぁ、夏休みなんてなければいいのに。でも、授業はやだなぁ。」

「わがままな奴(笑)ちょっと待ってろ。」

そう言って悠斗が離れた。

「あっ。」

離れたのが寂しくて思わず声を出した。

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