The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
ヤバい、これ以上続けると歯止めがきかなくなりそうだ。

そう思ってリナから唇を離せば、2人の間に銀色の糸が紡がれ切れた。

そして前を向けば丁度信号に向かってまた車を走らせる。

「…さっき俺が言ってたことの意味わかった?」

前に戻していた視線をまた少しだけリナに向ける。

そうすればリナは赤くなりながらコクンと頷いた。

「なんか素直じゃん」

いつもなら文句の1つや2つ言ってるだろうに。

「…だって、悠斗にはかなわないから諦めた」

なんて言ってはいても声はどこかそれを認めてなくて不機嫌を表してる。

でもって身長の差のせいで上目で睨まれる。



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