The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
それではやっぱり不安だ。

悠斗が学校から家に送ってくれる時間はもう遅くて外が暗い時間だ。

だから、全く不安がないって言ったら嘘になるけど、車の中なんてよく見なければわからないだろうからってある程度気楽な状態でいれた。

でも、今回は外が明るい時間だ。

車の中に誰がいるいるのかバッチリわかる時間だ。

だから心配で落ち着けそうにない。

…きっと、あたしが落ち着けない理由はそれだけじゃないんだけどね。

そう、まだあたしの頭からは百合恵の言葉が離れないままなんだ。



あたしは1週間後にどんな態度をとるべきなの?



いくら考えても全然良い考えなんか浮かばない。





―…そしていつの間にかあたしの今日そして1学期は幕を閉じていたんだ…―





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