The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
首筋を何か生暖かいモノが這っていく。

その不快感をただ耐える。

悠斗がこんな行動をとる原因はきっとあたしにあるから。

急に悠斗の動きが止った。

そう感じた瞬間、より一層首筋を強く吸われチクリと痛みがはしる。

今、その痛みはあたしにとったら苦痛に思える。

『早く終わって』と願わずにはいられない。

心ではそう思うのに、体は悠斗の動きに反応して声が口から漏れていく。

それを認めたくなくて、声を出さないようにすることに意識を向けていれば、突然上半身が冷たい空気にさらされた。


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