The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
突然萌が静かになったと思えば、ブリキのようにギギギとあたしの後ろを指差す。

「萌ぇ、何しようとしてるのかなぁ?」

振り返れば、後ろには鬼を背後に背負っている文化祭実行委員。

「えぇっとぉ、アハハァ…(汗)」

オドオドとする萌の額には暑さとは別の理由で出てきたであろう汗。

「リナ、頼みごとしていいかな?」

とっても爽やかな笑顔をあたしに向ける文化祭実行委員。

「う、うん!いいよっ?」

すっごい笑顔でも背後に鬼を背負ってる人を相手に頼みごとを断る訳がない。


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