The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
悠斗の手が頬に伸びてくる。

「冷たくて気持ち良い」

悠斗の手に自分の手を重ねる。

「…機嫌良くなったな」

悠斗が小さく笑む。

何を言っているのかわからず?を飛ばしてるあたしを見て悠斗は真っ直ぐに瞳を向けてくる。

「お前は頑張りすぎ。廊下であった時にはもう体調悪かったんじゃないのか?」

「…わかんない。でも萌には夏バテしてるんじゃないかって言われた」

そうやって言えばハァと溜め息を吐かれた。

「ほんと、自分のことには無頓着だよな」

「…たしかにそうかもしれないけど、大した事無いんだから良いじゃん」


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