The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
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『さぁ、今年も始まりました、ミスコン!!いやぁ、今年はレベルが高いですよ!!ではエントリーナンバー1の方から早速登場していただきましょう。どうぞ!!』
司会者の声と共に始まったミスコン。
司会者の『どうぞ!!』が合図のように、会場全体が一層騒がしくなる。
あたしのエントリーナンバーは5。
…ヤバイ、緊張してきた。
「リナァ/リィチィ(小声)」
名前を呼ばれて振り向いてみれば、舞台裏に居るはずのない2人が。
そのために2人に合わせるようにあたしの声も自然と小さくなって話しかける。
「え!?百合恵に、萌がなんでここにいるの!?ここミスコンの関係者以外立ち入り禁止のはずだよね?」