The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「先生、泣いてくれてるの?あたしのために…?なんで…?」


1度動き出した感情は止まることをシラナイ…―

たった1足の上履きによって俺の中にできていた堤防はいとも簡単に崩された。

「リナがこれ以上傷つくの見たくねぇんだよ。」

俺は何を言いたいんだ。

―…これ以上言わなければ、まだ引き返せる。

「お前は生徒で俺は教師だ、けど…。」

言うな。

ヤメロ。

やめるんだ―

「ずっとお前の側にいたい。そして守りたい。」

言ってしまった…―


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