The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「俺達は生徒と教師だから周りが普通にしてることをしてやることは出来ない。それにいろいろと大変だと思う。でも俺はなるべくリナを優先するから。」

「先生。ありがとう。」

リナの目から涙が溢れる。

「泣くな。」

「いいの。これは嬉し泣きだから、泣いてもいいの。」

可愛いこと言ってくれるなぁなんて思ってしまう。

「そっか。リナ、2人でいる時は悠斗でいいから。」

俺はリナの涙を拭って、触れるか触れないかぐらいのキスをした。



リナの頬が赤く染まる。

「フッ…可愛い奴。」

って言ってやったらリナはもっと頬を赤く染める。


あぁ、もっとリナと話したいな。
でも、時間は迫る一方…―


「もう1時間目が終わるから戻れ。」

「うん。」



―タッタッタッタッ―



リナが走って行った。





これからいろいろ大変かもしれない、この幸せの代償は大きいだろうから…―






< 66 / 255 >

この作品をシェア

pagetop