The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「でも…。」

「さっき購買にパン買いに行く時に片付け兼ねて下駄箱見て来たんだよ。あんなでどうするつもりだったんだよ?」

「…。」

あのね悠斗、本当はね心配させたくないって理由だけじゃないんだよ。本当は悠斗にあんなのを知られたくなかったからだよ。

だってあたしは悠斗が誇れるような彼女になりたいから…。

「あのなリナ、俺は彼氏として学校では動いてやれない。…けど、教師なんだ。イジメになれば違うんだ。」

「…そうかもしれないけどね、先生が入ってきちゃえばもっと大変になることだってあるんだよ?それにね、あたし平気なんだぁ。悠斗がいてくれるから…。」

そう、悠斗が側にいてくれるならどんなイジメだって耐えられる。


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