想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
その後、あいつは出掛けて行った。
まるで、この状況から逃げるように……。
「海?どした?何か、今日変だよ?」
彼女の部屋へ行ってからも、相変わらずボーッとしてしまう、俺。
そんな俺を気遣う彼女。
こんなん、別れ話してる状況じゃねぇよ。
そこまで、頭も口も、回らねぇよ。
姉妹、仲が良いのは、前から彼女に聞いてた。
あいつは……
一人で、苦しんで居たのか?
だから何も言わず、首を必死に振っていたのか?
もし……
俺の勘違いじゃ無いなら、
お前は、すげー辛かったんだよな?
大事な姉ちゃんと、俺に挟まれて……
ごめんな?
それから俺は、急用を思い出したと嘘をつき……
彼女の家を出た。
まるで、この状況から逃げるように……。
「海?どした?何か、今日変だよ?」
彼女の部屋へ行ってからも、相変わらずボーッとしてしまう、俺。
そんな俺を気遣う彼女。
こんなん、別れ話してる状況じゃねぇよ。
そこまで、頭も口も、回らねぇよ。
姉妹、仲が良いのは、前から彼女に聞いてた。
あいつは……
一人で、苦しんで居たのか?
だから何も言わず、首を必死に振っていたのか?
もし……
俺の勘違いじゃ無いなら、
お前は、すげー辛かったんだよな?
大事な姉ちゃんと、俺に挟まれて……
ごめんな?
それから俺は、急用を思い出したと嘘をつき……
彼女の家を出た。