想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
消したい想い
お姉ちゃんが……


木下サンと、別れた……


あの休日の、次の日。


帰りが遅いと思ったら、


翌朝、目をパンパンに腫らして……


へへって笑って


「お別れ、しちゃった。」

って。


あたし、何も言えなかった。


何て言ったらいいか、わからなかったんだ。


でも、お姉ちゃんは……


「星来は、海と仲良くしてね?気まずくなったり、しないでね?」



そう言ったんだ。



なんだか、


胸がズキッてした。








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