想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
会社を出てすぐの所に、会社の従業員専用の駐車場がある。


そこには、いつも……



あの木下サンの、



黒い4WD……。



ってあれ!?



さっき帰ったはずの、木下サンの車がある……。


木下サンは……?


運転席をチラッっと見ても、木下サンの姿は、無い。


どうしたんだろう……


運転出来そうに無くて、タクシーででも帰ったのかな?


明日、会社来れるなかなぁ……。


やっぱりあたし、木下サンの事ばかり考えてるなぁ……。


「帰ろ……。」


そう独り言を呟き、駅へと向かい、歩き出した。





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