想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
………


………


………


……寝たよね?


「木下サン?」


小さな声で呼んでみた。





返事は……


無い。


よしっ!


とりあえず、おでこ冷やさなきゃ。


薬も……。


薬、あるのかな……。




あたしは足音を立てないように、そおっと寝室を出た。





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