想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
―星来Side―



ドキドキドキドキ……


ドキドキドキドキ……



ど、どうすればいいの!?


抱き締められたら……


困っちゃうよ。



でも……


あたし……


嬉しくて


抵抗できない……よ。



「ゴホッ!……飯……ゴホッ……食おうぜ……」



ビクッ!


びっくりした〜


突然の木下サンの台詞に


余計にドキドキした……。


「は……い。」


あたしが顔を上げて


返事をすると……


「……んっしょっ……」


木下サンは、しんどそうに起き上がった。






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