想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
会社のみんなが言うには、
神崎様達は、普通よりよっぽど来店率が高いって。
中には式場が決まったら、一度も来店されないお客様も居るとか。
担当する者としては、
やっぱりたくさん来店してくださった方が嬉しい、よね。
「では、当日良いお天気になる様、祈ってますね。
楽しみにしています。」
あたし達は、打ち合わせ内容としては、軽く最終確認をしただけで、
長々世間話をして終えた。
「木村さん……木村さんも、良い恋してね。」
最後にそう言い残した志保様の言葉に……
少しだけ、グラッっとした。
良い恋かぁ……。
いつか
できるよね……?
あたしはもう
確実に……
前に進み始めているんだから、ね。
神崎様達は、普通よりよっぽど来店率が高いって。
中には式場が決まったら、一度も来店されないお客様も居るとか。
担当する者としては、
やっぱりたくさん来店してくださった方が嬉しい、よね。
「では、当日良いお天気になる様、祈ってますね。
楽しみにしています。」
あたし達は、打ち合わせ内容としては、軽く最終確認をしただけで、
長々世間話をして終えた。
「木村さん……木村さんも、良い恋してね。」
最後にそう言い残した志保様の言葉に……
少しだけ、グラッっとした。
良い恋かぁ……。
いつか
できるよね……?
あたしはもう
確実に……
前に進み始めているんだから、ね。