想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「「いってらっしゃーい♪♪」」


んな、みんなで見送りしなくても……。


なんか楽しそうだし……。

「い、いってきます……。」




会社を出て、北川サンの自家用車に乗り込もうとした



その時……



「木村ッ!!」



会社から飛び出して来た



木下サン。




ゆっくりとあたしに近づき……



あたしの両肩を掴んだ。





「頑張ってこい!!」




そう言って



サイコーの笑顔を見せてくれた。





「……はい!いってきますっ!!」




あたしも



満面の笑みを



返した。





ありがとう、木下サン。




少し、落ち着いたよ……!





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