想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「ごめんなさい、ちょっとイイですか?」



私服に着替えた、先ほど夫婦になったばかりの二人だった。




「どうしました?」



もうとっくに二次会の会場へ向かってると思っていた二人の


突然の訪問に、慌てて聞いた。



「えっと……」



照れ臭さそうに言葉を濁す志保様。


??



あたしの頭の中は、ハテナだらけ。




「これ……」




そう言って、志保様があたしの胸の前に出した物は……





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