想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「星来〜おかえり♪
どしたの?慌てちゃって。
あ!結婚式ッッ!どうだった!?」


相変わらずあたしの心配してくれる、お姉ちゃん……


大好きだよ。



「お姉ちゃん……、話が……あるのッッ!」


あたしのいつもと違う態度に、不思議そうな顔をしたお姉ちゃん。


「……なぁに?」


いつも通り、優しく微笑んでくれる……。




あたしは、目をギュッっと瞑った。



あたしの行動が……


この笑顔を奪う事になるのだろうか……



でも……




「あの、あたし……っ」




閉じていた目を開け、真っ直ぐお姉ちゃんの目を見た。





「木下サンの事が……好きなのッ……!!」





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