想われたくて…‐姉と私とあの人と‐

………出ない。


あ、仕事中かぁ。

そりゃそーだよな……。



はぁ〜。

まだまだ時間あるなぁ。


テレビでも見てるか。


ソファーに横になり、ダラダラとテレビを見て過ごした。


こーゆー時ってホント、時間経つの遅い〜。


「あ、白ジャーのCMだ♪」

この小説好き〜♪


……

……

……




――――ハッ!!


あたし、寝てた!?

今何時だ!?

とっさに時計を見た。

pm5:00!


どうやら、テレビを見てたらいつのまにやら寝てしまったらしい……。


きゃ〜!


ってか、今日マジで寝過ぎ〜!!


メイクしなきゃッッ。


急いでメイクし、髪を整えた。




〜♪〜♪


電話!?

誰よ〜。

今忙しいのに………。


携帯を開くと……。

「あ!佐恵子だ♪」

慌てて通話ボタンを押す。


「もしもし?佐恵子!」


「あ、星来〜。今仕事終わったよ〜!」


「ごめん、佐恵子。今から木下サンとご飯行くの!あんま時間無いんだ〜。」


「なに!?なによ、その急展開!!」

かなりビックリしてる…。

そりゃ、そうだよね。


「ごめん、また今度詳しく話すよ♪」


「わかったぁ。楽しんで来な♪」



「うん!ありがと♪じゃね!!」



電話を切り、急いで玄関を出た。

鍵を閉めようとしてると…。


「あら?星来出掛けるの?」


「あ!お母さん。お帰り〜。ちょっと出掛ける。」


「そう、夕飯は?」


「食べて来る!」


「わかった。あんまり遅くならないようにね?いってらっしゃい。」


「はぁい!いってきます♪」




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