想われたくて…‐姉と私とあの人と‐



「んまかったな♪」


「ハイ♪」



「木村っち〜、甘いの好き?」


木村っち〜って!!

カッコイイ顔して、カワイイ事言わないでよぅ。


「大好きですよ〜。」


「お。実は俺も。あんみつ食う!?」


木下サンも甘いの好きなんだぁ♪

意外〜!


「食いたいですッッ。」


「ハハッ!じゃあ2つ頼んじゃお♪」





あんみつが来て、2人で頬張る。


木下サンは途中、“うめぇ!”とか言いながら、あんみつに夢中。


あたしはと言うと……。


木下サンの言葉に相槌しながら考え込んでいた。


あんみつってデザートだよね?


これ、食べてからゆっくり話し始めるのかな?


それとも、話しする気無いトカ……?


そんな事、ないよね……?

心配になってきた。

ホントにちゃんと、彼女の事とか話ししてくれるの………??






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