想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
あたしは、明日も仕事だから、控えめに飲んでいた。


「星来ちゃんは、ウェディングプランナーやってるんだって?
楽しそうだよなぁ。やりがい、ありそう!」


ユウヤ君は、さっきから、完璧にあたしの方へ体を向け、話しかけてくる。


それを見て、佐恵子はずっとニヤニヤ……。


「あ、うん!やりがい、あるよ〜!つっても、まだまだ見習いなんだけどね。」


「そか!でもさ、幸せそうな人達見てると、自分まで幸せな気持ちになるよな!?」


「そうそう!営業スマイルなんてしなくても、自然と顔がニヤけるんだぁ!」


あたしは、なんだかユウヤ君の言った事が嬉しくなって、興奮ぎみに答えた。








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