想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
しばらくして、タイミングを見計らったように、佐恵子が口を開いた。


「さぁ!そろそろ2時間くらい経つし、二次会行きますかぁ!!」


え!?


驚いて佐恵子を見ると……


佐恵子は、あたしと目が合った瞬間に、ウィンクをして見せた。


そっか!


サンキュー佐恵子♪


みんなは、カラオケ行こうぜって張り切ってた。


「ごめん!あたし、明日も仕事だから、ここで抜けるね!!」






その後、みんなで会計を済まし、外へ出た。


「じゃ〜みんな、楽しんでね♪」


あたしがみんなへ向かって手を振った。


「星来、気を付けて帰ってね!!また、メールする〜♪」


「うん!じゃあね〜。」


「「ばいばーい!!」」



みんなに背を向け、歩き出した。




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