想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「木村ぁ!こんなトコに居たのか。お前、今日やらかしたよなぁ?ちょっと、こっち来い!説教だッッ!!」


????


「ハイ!?何言ってるんですか!?木下サン!

てか、なんでココに!?」



そう――



現れたのは……


木下サン――。


「つーワケだから。君、悪いけど、こいつ連れてくから。

あ、俺、こいつの仕事の先輩ね♪」


そう言って、木下サンは、意地悪な笑顔を見せた。


ユウヤ君は、ポカンとしてる。


無理も無いか……。





てか、意味がわからないんですケド!!


いつのまにあたしの涙は止まっていた。



そして、あっという間に木下サンにグイグイ手を引っ張られ、ユウヤ君が遠ざかって行く。









< 75 / 320 >

この作品をシェア

pagetop