想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
と思ったら、すぐにまた近づいた。


―――ッ!!



う…そ……


あたしの目の前に……


木下サンのまぶた……


そして、長いまつ毛……


一瞬何が起きたかわからなかった。


でも……


間違いなく……


二人の唇は……


重なってる……






< 79 / 320 >

この作品をシェア

pagetop