想われたくて…‐姉と私とあの人と‐
「あ…の、あたし、帰ります!」
「え!?」
驚く木下サンをよそに、あたしは駅の方向に体を向けた。
「さっきは助けて頂いて、ありがとうこざいました!おやすみなさい!!」
あたしはそう言うと、駅に向かい、走りだした。
一度も振り向かずに。
木下サンは今、どんな顔をしているだろう
ごめんなさい
ごめんなさい
お姉ちゃんを苦しめてまで……
あたしは幸せになれないから……
あなたは……
ただの……
会社の先輩……
今は、涙が止まらないけど
明日には、笑わなきゃ。
大丈夫。
あたし、強いもん。
「え!?」
驚く木下サンをよそに、あたしは駅の方向に体を向けた。
「さっきは助けて頂いて、ありがとうこざいました!おやすみなさい!!」
あたしはそう言うと、駅に向かい、走りだした。
一度も振り向かずに。
木下サンは今、どんな顔をしているだろう
ごめんなさい
ごめんなさい
お姉ちゃんを苦しめてまで……
あたしは幸せになれないから……
あなたは……
ただの……
会社の先輩……
今は、涙が止まらないけど
明日には、笑わなきゃ。
大丈夫。
あたし、強いもん。