ぼく。

帰りたいよ

ボードに乗れる公園に着いた

でも冬はボードに乗れないみたいで

ぼくとパパとお姉さんはこの広い公園を散歩した

お日様が沈んで暗くなってきた

お腹も空いたし帰りたい

早くママに会いたい

「パパ、帰ろうよ…」

そう言ったはずがパパは

「じゃあ、夕飯でも食べに行こうか」

と言った

ぼくは何も言い返せず

ただパパに連れられるだけだった

お家から沢山車に乗って来たこの公園は知らない街で

ぼくは何も出来なかった

夕飯を食べに来た

お子様ランチもなくてガッカリだけど

早く食べて早く帰りたかった

でもパパは車なのにビールを沢山飲んでる

ぼくは不安で仕方なかった

ぼくが食べ終わっても

パパはビールを飲みながらお姉さんと話してる

楽しそうに話してる

「パパ、帰りたいよ…」

そう言ったら

「よし、そろそろ行くか」

とパパが言った

ぼくは一安心した

車に戻って車が出発した

パパは沢山ビール飲んでて不安だったけど

お家に帰ってママに会えると思ったら

ぼくは嬉しかった

疲れたぼくは

いつもの様に車で眠った