ぼく。
ママの笑顔が見たいから
ぼくとママとリュウの新しい生活が始まった

もうすぐ夏休みが終わる

ぼくはまた前のミョウジに変わった

学校で友達に何か言われるんじゃないかって少し心配だよ

新しいお家の外は少しは分かるけど

友達がまだ居ないから

ぼくはママとリュウの帰りを夜8時過ぎまで一人で待ってる

寂しいよ

寂しくて泣きたくなる

一人で居ると今にも涙がこぼれそうだ

でもママが帰って来ると

「ショウ、遅くなってごめん!」

とママが言ってぼくを抱き締める

だからぼくは明るく言う

「大丈夫だよ!早くご飯食べよ!」

そうするとママはニッコリ笑って夕飯の支度を始める

ぼくの大好きなママの笑顔だ

不思議だ

一人で居ると涙がこぼれそうなのに

ママの笑顔を見るとぼくは元気になれる

新しい生活が始まってから

毎日ママは遅くまでお仕事だけど

お休みの日は今までよりも沢山ぼくやリュウと一緒に遊んでくれる

じーちゃんのお家にお泊まりする事が増えたけど

ママの笑顔も増えた気がする

だからぼくは寂しいのは我慢する事にしたんだ

小さい弟の為にもぼくは強くならなきゃ

何よりママの笑顔が見たいから
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