ヴァンパイアストーリー
「うーん。ま!言いたくなった時でいいよ♪」

「あ、うん」

「じゃ!市場の方へ行こう!」

「そうだな」

そして私たちは市場の方向へ歩いて行った。

王の娘って大変だね・・・。

ってこの頃つくづく思うよ。

市場に着いた途端・・・

「(ザッッッ)」

っとみんながこっちを向いて膝をつく。

「皆さん!普通にしてていいですよ」

と私が言っても。

「いや、しかし・・・」

と言われる。

ここで最後の一撃必殺を。

「・・・・・普通にしないと、お父様に言いつけますよ?」

そしてニコッと笑う。

黒いオーラをまとって。

すると皆さん。

「ひっ!」

という顔をしていつも通りの市場に戻る。

隣を見ると。

「(ガクブル)」

ガクガクブルブルしてるカイトがいた。

「もう、カイトまでおびえてどうすんのよ!」

「だって・・・今のはめちゃくちゃ怖かったよ」

「そうしないと普通にしてくれないんだもん」

「まあ、普通そうだよな」

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