endless murder world -オワラナイサツジン-
もちろん僕達、国民の意見など
なにも聞いてくれなかった。
始まりは
まぁまぁ高い地位の政治家1人が
「この世界、犯罪という言葉を無くせば
犯罪も無くなるのではないか」
まず言っている事は意味が分からない。
犯罪がすべて許されるならば、
つまり殺人などが許される事になる。
それが許されるのであれば
今で言う「犯罪」は「犯罪」では
なくなる。
だってそれは罪じゃ無くなるのだから。
許されるのだから。
なんて考えなんだろう。
そしてあの発言をしたせいで
政治家達が賛成しまくった。
「そうだ。そうすれば自由な
世界へと変わる」
「犯罪というものに縛られる
過去はこれで終わる」
という意見が飛び交った。
そのせいで、
こんな世界になってしまった。