endless murder world -オワラナイサツジン-



もちろん僕達、国民の意見など
なにも聞いてくれなかった。


始まりは

まぁまぁ高い地位の政治家1人が


「この世界、犯罪という言葉を無くせば
犯罪も無くなるのではないか」


まず言っている事は意味が分からない。



犯罪がすべて許されるならば、
つまり殺人などが許される事になる。

それが許されるのであれば
今で言う「犯罪」は「犯罪」では
なくなる。

だってそれは罪じゃ無くなるのだから。
許されるのだから。





なんて考えなんだろう。


そしてあの発言をしたせいで
政治家達が賛成しまくった。


「そうだ。そうすれば自由な
世界へと変わる」

「犯罪というものに縛られる
過去はこれで終わる」

という意見が飛び交った。





そのせいで、
こんな世界になってしまった。
 

< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop