闇に溺れる姫


弘「美華、そろそろ教室いけよ。」

「...んー。」

弘「どうかしたか?」

「..ちょっと、ね...。」

弘「なんだよ、いってみ?」

「いや、大丈夫だよ。」

弘「いえよ。」

「なんでもないよ。」


そういうと、なんか弘が近づいてきた。


「...なに?」

弘「いえよ。
今いえば、やめてやるよ。」

「...なにを?」

弘「いえ。
なにがあった?」

「...なんもないよ。」

弘「チッ もうしらね。」


もういいんだと思って、
うちわ弘に背中をむけて出ていこうとした。



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