闇に溺れる姫


すると、ずっと黙ってた弘がフッと笑うと、口をひらいた。

弘「美華。おまえがどんなに拒絶しても、
もう離してやんねーからな。
覚悟しとけよ?」


そのまま抱きしめられた。


あぁ。
誰かに抱きしめられるなんていつぶりだろう?

久しぶりの人のぬくもりが心地よかった。


美姫side/fin



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