闇に溺れる姫


「ねぇ、君強いね。」

男「あ"?
んだよ、女のくせに喧嘩うってんのか?」

「喧嘩うってないし。」

男「んぢゃなんだよ?
俺わ忙しいんだよ。
抱いてほしけりゃ、他をあたれ。」

「そんなんぢゃないから。
君、名前教えてくんない?」

男「んで、教えなきゃなんねーだよ?」

「教えたほうが君にとって
すごいいいと思うんだけど。」

男「んぢゃ、フードとって顔みせろよ。」

「それわむり。
んぢゃいいや、ばいばい。」


美姫わ男に背をむけて
歩きだした。



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