闇に溺れる姫


弘「関係ある。」

「なんで?」

弘「立花が俺に、
『"美華"わ、俺が奪うから。』
と、わざわざ屋上にいいにきた。

美華と立花が知り合いならまだいいが、
他人なら、美華を倉庫につれてきてる俺達が
責任をもって、美華を守るからだ。」

「そっか。...で?
うちいったよね?
『守られるくらいなら、死んだ方がまし。』
って。」

弘「俺達が守らないで、美華が死ぬなら、
俺達が守って死んだ方が
よっぽどましだ。

まぁ、死ぬなんてさせねーけどな!」


(どうしてこいつらわ、
他人なうちのために
ここまでするんだろう?

うちにわわからない。)


翔「美華ちゃん、俺達に守らせてくれないかな。」

蓮「僕、みーちゃんのこと
絶対守るから!」

弘「俺達が、守ってやるから。
黙って守られてろよ。
俺達、そんなヤワぢゃねーぞ?」



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