たまごのような恋 殻を割ったそのとき
「気に入った?」
「はい。今まで食べたことがなかったけど、美味しいですね」
琴音はクッキーを今度買うことにした。
「だろ?俺もたまに買うから」
「そうなんですか」
「ところでさ、琴音ちゃん、学校からここに来たの?」
「そうですよ」
すると、彼は目を閉じて、頭を下げた。
「お疲れ様」
「あ、いえ・・・・・・」
琴音も同じように頭を下げる。
「使わなくていいから」
「何をですか?」
何を言っているのかわからなかったので、聞こうとするのと同時に、支樹が口を開いた。
「敬語を使わなくていいよ」
敬語じゃなくていいってことは、友達と話す感覚でいいってことだよね。正直、まだ少し混乱している。
「いきなりそんなことを言うから、琴音がオロオロしているだろう」
兄が苦笑いをしながら、私の頭に手を置いた。
「そんなに難しいことは言ってないよ」
ジュースを飲んで、少し落ち着かせた。飲んだ後、彼のほうへ向いて、私から話しかけてみた。
「支樹さんも今日、遊びに?」
「ストップ」
あの、何か変なことを言いました?
彼の顔を覗き込んでいると、彼が口を開いた。
「あのさ、呼び捨てにして」
「いいのですか?」
「さっき、人の話を聞いていた?」
「はい。今まで食べたことがなかったけど、美味しいですね」
琴音はクッキーを今度買うことにした。
「だろ?俺もたまに買うから」
「そうなんですか」
「ところでさ、琴音ちゃん、学校からここに来たの?」
「そうですよ」
すると、彼は目を閉じて、頭を下げた。
「お疲れ様」
「あ、いえ・・・・・・」
琴音も同じように頭を下げる。
「使わなくていいから」
「何をですか?」
何を言っているのかわからなかったので、聞こうとするのと同時に、支樹が口を開いた。
「敬語を使わなくていいよ」
敬語じゃなくていいってことは、友達と話す感覚でいいってことだよね。正直、まだ少し混乱している。
「いきなりそんなことを言うから、琴音がオロオロしているだろう」
兄が苦笑いをしながら、私の頭に手を置いた。
「そんなに難しいことは言ってないよ」
ジュースを飲んで、少し落ち着かせた。飲んだ後、彼のほうへ向いて、私から話しかけてみた。
「支樹さんも今日、遊びに?」
「ストップ」
あの、何か変なことを言いました?
彼の顔を覗き込んでいると、彼が口を開いた。
「あのさ、呼び捨てにして」
「いいのですか?」
「さっき、人の話を聞いていた?」