たまごのような恋 殻を割ったそのとき
和食屋のサイトをみていたら、家からそんなに遠くなくて、評判が良いところ。
「いつか連れて行ってやる。琴音だけ」
「俺だけ仲間外れ?」
「兄妹で仲良く行くから」
不満そうな表情から、何かを思いついたような表情に変わった。
「じゃあ、兄ちゃん抜きでどこかに行くことにしよう」
「知らない人について行くなよ」
「知っているだろう。失礼なことを言うな」
「失礼じゃない」
数分間やり取りが続いて、ジュースを片手にそれを見ながら楽しんだ。
「面白い」
そっと呟いた。
二人のグラスが空なので、ジュースをそこに注いだ。
「これでよし」
二人に手渡し、一時休戦となった。
支樹と仲良くなるのにそれほど時間はかからなかった。気がつけば、支樹のペースにはまっていて、そこから抜け出せなくなっている。
だからといって、決して嫌ではない。からかわれたらその仕返しに何かしようと考えることができて、面白い。
まさか大学生とここまで接するとは、初めて会ったときには思ってもみなかった。
「いつか連れて行ってやる。琴音だけ」
「俺だけ仲間外れ?」
「兄妹で仲良く行くから」
不満そうな表情から、何かを思いついたような表情に変わった。
「じゃあ、兄ちゃん抜きでどこかに行くことにしよう」
「知らない人について行くなよ」
「知っているだろう。失礼なことを言うな」
「失礼じゃない」
数分間やり取りが続いて、ジュースを片手にそれを見ながら楽しんだ。
「面白い」
そっと呟いた。
二人のグラスが空なので、ジュースをそこに注いだ。
「これでよし」
二人に手渡し、一時休戦となった。
支樹と仲良くなるのにそれほど時間はかからなかった。気がつけば、支樹のペースにはまっていて、そこから抜け出せなくなっている。
だからといって、決して嫌ではない。からかわれたらその仕返しに何かしようと考えることができて、面白い。
まさか大学生とここまで接するとは、初めて会ったときには思ってもみなかった。