たまごのような恋 殻を割ったそのとき
たまごのような恋9
文化祭の日、クラスメイトの話によると、とても楽しそうに会話をしていたらしい。遠くにいたため、詳しい内容は知らないとのこと。
「なんでこんな気持ちになるのかな」
恋って何?そもそも私たちはそんな関係じゃない。こんな気持ちに押しつぶされそうになるなんて。嫌になってくる。
天井を眺めることが多くなった。こんなことをしても何にもならないのに。
「幽霊でもいるのか?」
「きゃあ!」
「俺を見て悲鳴を上げるとは失礼な」
「ごめん」
「どうした?」
「ど、どうもしないよ」
慌てて目をそらす。支樹のせいでこんな状態になっているのだから。
いっそのこと、問いただそうかな。どうしよう・・・・・・。
「何か言いたげだな」
「支樹、文化祭の日に初美と何の話をしていたの?」
「誰かが教えたのか」
支樹は一瞬笑ったが、すぐに口元を引き締めた。
「なんで知る必要がある?」
「えっと・・・・・・」
「俺たちはまだ恋人じゃないだろ?兄妹みたいな関係をあとどのくらい続ける?」
「急に何を・・・・・・」
「俺が琴音を好きなのはわかっているだろう?返事をもらってもいいよな」
「そ、それは・・・・・・」
「なんでこんな気持ちになるのかな」
恋って何?そもそも私たちはそんな関係じゃない。こんな気持ちに押しつぶされそうになるなんて。嫌になってくる。
天井を眺めることが多くなった。こんなことをしても何にもならないのに。
「幽霊でもいるのか?」
「きゃあ!」
「俺を見て悲鳴を上げるとは失礼な」
「ごめん」
「どうした?」
「ど、どうもしないよ」
慌てて目をそらす。支樹のせいでこんな状態になっているのだから。
いっそのこと、問いただそうかな。どうしよう・・・・・・。
「何か言いたげだな」
「支樹、文化祭の日に初美と何の話をしていたの?」
「誰かが教えたのか」
支樹は一瞬笑ったが、すぐに口元を引き締めた。
「なんで知る必要がある?」
「えっと・・・・・・」
「俺たちはまだ恋人じゃないだろ?兄妹みたいな関係をあとどのくらい続ける?」
「急に何を・・・・・・」
「俺が琴音を好きなのはわかっているだろう?返事をもらってもいいよな」
「そ、それは・・・・・・」