蝶-アゲハ
優琉side
俺は天海優琉。全国1姫星っていう族の幹部。
で、今は遅刻の罰として体育準備室の掃除。
せんこーには族とかカンケ―ないから罰とか普通に与えてくる。
まぁ うちの学校は族多いし、慣れてるんだろうけど。
それで遅刻同盟の涼巳って子と掃除中なんだけど、なんか涼巳ってあまり笑顔を見せないんだよね。
だから内心気になってる。恋とかじゃないぞ
なんかさ、昔の俺を見てるみたい。
黙々そうじしてると、涼巳が俺の手をみてる。
「ん?どした?」
涼巳は俺の手のけがを心配してくれてたらしい。
で、絆創膏はってくれたんだよ。
俺さ、超ドキドキしちゃったよ
30分後にやっと終わり、俺はせんこーを呼びに行くことに。
あれ。あのせんこーって何て名前なんだろ。
んーまぁいいや。
職員室の全員に聞こえる声で
「あのー俺に体育準備室を掃除させた先生っているー?」
そしたら「あー終わったのか?ってか名前で呼べよ」って。
「先生、何て名前だっけ?」
「はぁっ?名前も知らなかったのかよ。岩崎だよ。」
「あー岩崎先生か。覚えてないけど。で、終わったよ」
「一言多いんだよ。まぁごくろうさん。本当にちゃんとやったんだろうな?」
「やったわ!疑うなら見に来いよ!」
「それが・・今は忙しいんだよ。だから帰ってもいいぞ!
ただし、きれいじゃなかったら・・」
「きれいだから!
じゃーねー岩・・先生☆」
「岩崎だ!気を付けてなー」
ったく無駄足だったじゃねーかよ。
「おーい!涼巳ー!もう帰って・・」
って寝てるじゃん。
意外に寝顔可愛いかも。
「涼巳ー!涼巳ー!おきろぉー」
あっ。起きたー!
恥ずかしそうだな。
「あっ。あいつさー、今は忙しいから帰っていいって!
せっかく呼びに行ったのによ。見せつけてやりたかったのになー!なっ?」
「そうだね」
あっ笑った!でも・・なんか作ってる感じがする。
とりあえず俺らは帰ることにした。
優琉END・・・