蝶-アゲハ



ふぁあー



昨日あのまま寝ちゃったんだ...






時計を見ると授業が始まる5分前







また遅刻だ...








今日は居残り無かったらいいんだけど。







とりあえずお風呂入って学校行こ

















家を出てトボトボ学校まで歩いていると後ろから声が聞こえてきた。








「〜〜み...〜ずみ!」








振り返ると






天海が私に向かって走って来ていた










「おはよう涼巳!」






「お...はよう。息切れしてるけど大丈夫?」






天海は全速力で走ってきたのだろうか






「大..大丈夫!涼巳が見えたから全速力で走ってきたわ〜」
 
 









天海の息が整ってからまた私たちは歩き出した。








「涼巳は今日も遅刻だな」





「天海もでしょ?」





「そうだな。やっぱり俺らは遅刻同盟だ!













そう言った天海の笑顔は、私にはとても輝いて見えた。




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