お前と月と。









「あれ?見ないなぁ。君、良く来る??」




何故だか警戒していない少女を目の前に、俺はとてつもなく戸惑った。



「よ、良く来ます。な、名前…」




花。光に照らされ、堂々と咲き乱れる、向日葵。




「架綾。無月 架綾だよ。かーや、って呼んで!」




嬉しそうに、楽しそうに話す架綾は、天使みたいに微笑んだ。




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