お前と月と。
―爆発した思い―
「ねぇ、架綾…」
「な、何??」
驚きを隠さない様子。
…決心した。
「好き…だよ?」
心から思う、溢れる。
大好きだ、と体が叫ぶ。
とうとう、いってしまった…。
「大也…、ゴメン…」
謝る。申し訳なさそうに。
「なんで?どうして!」
感情的になってしまう。
それは、本気で愛しているからなのだ。
「びょ…きで、あと二年…しか生き…られない…から……」
涙が溢れだした顔。こんなにも美しい涙を流すのは、きっと架綾だけだろう?