俺様ヤンキーと平凡女子
「好き。…んな訳ないか」
これは多分…多分…多分…
…わかんないや。
咲本凪裟のこと、考えない方がいいのかな?
そう思っていても、あたしの頭の中は咲本凪裟でいっぱい。
「どうすれば、頭の中からいなくなってくれるの?」
そんなこと聞いても無意味だって事くらい分かってる。
「空」
また、咲本凪裟に名前呼ばれたいよ…。
「空」
あたし何気に、咲本凪裟の声好きなんだよね。
「沖田空」
「もぅ!うるさいなぁ。あたしが考え事してるの分からない!?」