俺様ヤンキーと平凡女子


特に水嶋大我とはよく一緒にいて、咲本凪裟が水嶋大我と一緒に、煙草を吸ってたという噂があった。


もしもそれがホントなら、あたしは咲本凪裟に無理させてるのかもしれないんだよね…?


煙草とお酒、あたしのせいで…って言っても、法律で禁止されてるからダメだけど。

「空」

「何?」

「綺麗だな」

「はい!?」

「ほら。夕陽が、海の中に沈んでる」


あ、そっちの空ね。


ちょっと…嬉しかったのに。なんか残念…なんてね。


「ま。空も綺麗だけどな」

「さっき聞いた」

「俺はこっちの空のこと、言ってんだけど?」


あたしのほっぺを掴んで、咲本凪裟はあたしの顔を除きこんだ。


は、恥ずかしい…。


「いひゃい…はにゃひて」

「嫌」


離してもらわないと、恥ずかしすぎて顔が赤くなるよ…。


てか、絶対ジェットコースター無理矢理乗せたから、まだ怒ってるんだ!!



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