俺様ヤンキーと平凡女子


あたしはそれを見るとホッとして、夏がいるキッチンに行った。


「お姉ちゃんいいな〜。あんなイケメンの彼氏がいて〜。ねぇ、飽きたら譲ってよ!」

「い・や!まず、飽きないし、譲りたくもない。凪裟はあたしの彼氏だから」


夏は目を見開いて驚いてる。


あたし、変なこと言ったっけ?


「お姉ちゃん意外だね。凪裟くんってぶっちゃけ、お姉ちゃんの苦手なタイプでしょ?」

「よくご存知で」

「そりゃ、お姉ちゃんのことなら何でも知ってるよ。
199*年9月20日産まれ。血液型はA型。好きな食べ物は桃。嫌いな食べ物は納豆ときのこ類。身長は156㎝で体重は**㎏。バスト**㎝、ウエスト**㎝、ヒップ**㎝」


(※個人情報のため、体重とスリーサイズは隠しております。by作者)


「何でそんなに知ってんの?何か怖いんだけど」


「大丈夫。ストーカーとかじゃないから。あたしはただ、お姉ちゃんの部屋に置いてる〝ダイエット記録〜目標5㎏減〜〟を、たまたま見ちゃっただけだから」


あ、見られちゃったんだ…。



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