俺様ヤンキーと平凡女子
そんなの決まってる。
いくらお姉ちゃんが大好きな人でも、お姉ちゃんを傷付けたら
「凪裟くんをみじん切りにしてあげる」
「じゃあ、されないようにしねーとな。まぁ、傷付けることはねーけどな」
嘘か本当かは分からないけど、不思議と凪裟くんを信じれる。
「約束だよ?」
「あぁ、約束だ」
凪裟くんは子供っぽく笑って、あたしの小指に凪裟くんの小指を絡ませた。
お姉ちゃんを傷つける人は、このあたしが許さない。
あの時みたいに、お姉ちゃんを泣かすような人はあたしが…殺したっていい。