俺様ヤンキーと平凡女子
本当に感謝感謝だよ。
あたしが咲本凪裟を見ながら感心していると、
「凪裟くん!明日日曜日で学校お休みでしょ?だから、今日はお泊まりしてよ」
夏が変なことを提案してきた。
「「は?」」
突然の夏の提案に、ビックリするあたしと咲本凪裟。
夏は咲本凪裟に近付いて、何かこそこそと話してる。
咲本凪裟は「んー」と考えながら、ニッと笑って「仕方ねぇーな」と言った。
な、何が仕方ないのよ!
「凪裟くんありがとーっ★」
と言うわけで…。
「何であたしの部屋なのよ!」
「別にいーじゃねーか。俺ら、付き合ってんだし」
咲本凪裟は泊まることになったんだけど、客間じゃなくてあたしの部屋でくつろいでる。