俺様ヤンキーと平凡女子
「なぁ」
海に入ってしばらくすると凪裟に話しかけられた。
「どーしたの?」
いつになく真剣な顔。
その顔にドキドキするあたし。
「俺から絶対離れるなよ」
え?何で?
トイレとか行くのも離れちゃいけないの?
…それはぜーったいヤダ。
「お前、変なこと考えてるだろ?」
「へっ?」
意味わかんない。チンプンカンプン。
「まぁいいや」
「そぉー?」
やっぱ今日の凪裟変。すっごく変。