myself
すると突然、携帯が鳴った。

この着信音はアイツしかいない。

しぶしぶ出ると、頭に響く大声が飛び込んだ。

「おい、やっと出たか。また今日も学校来ない気かよ…このサボタージュマン」

「朝からうっせなー。今日は用事があんだよ」

「はぁ?どうせ寝てるだけだろ。そろそろテスト近いんだから来いよ」

「はいはい、じゃまたな」

と一方的に電話を切った。

すると五件も着信があった。

全て…遠藤だ。

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