王龍~伝説の女総長、再び~



その様子を面白そうに見てる蓮。




3人を見たあと、男の目線がゆっくりあたしに向く。




「………え、………どう…して……」




「要、久しぶり。おっきくなったね」




あたしは、微笑んでみせた。




昔みたいに。




要はあたしの前まで歩いてきて、あたしを抱き寄せて力強く手をまわした。




あたしの存在を確かめるように。




「…要?」




「……ずっとなんだ。ずっと…」




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